第1項 収入・生活満足感等について 2/6page

2. 生活満足感等

 「生活への満足感」「生活品への充足感」「収入への満足感」「将来生活への不安感」を4段階評価してもらったところ、約7割(74.1%,「そう思う」+「ややそう思う」の合計)が現状の「生活に満足感」を得ているものの、同じく約7割(70.3%,同上)が「将来生活に不安」を感じている(図表19)。
 また、「収入への満足感」では満足している人(「そう思う」+「ややそう思う」)の割合(48.8%)と不満に思う人(「そう思わない」+「あまりそう思わない」)の割合(50.4%)はどちらも回答者の5割程度と拮抗している。

図表 19 生活満足感等の自己評価

 生活満足等の8つの質問項目それぞれの相関関係をみたところ、「生活への満足感」に対しては、「生活品への充足感」(r = .755,p < 0.01)、「収入への満足感」(r = .647,p < 0.01)と正の相関関係が非常に強く、「将来生活への不安感」(r = △.327,p < 0.01)は将来に不安が高い人ほど生活満足感が低いといった、負の相関関係が強く表れている。
 なお、今回の調査では英国ニューカッスル大学助教授ダニエル・ネトルの研究成果(Nettle,2006)をもとに、「他人の生活と比較する」「過去を振り返る」「神経質」「外向的」といった、個人のパーソナリティに関する質問項目を設け、「生活の満足感」との関係性について調べた。その結果、一部において「生活の満足感」と有意に関係性がある項目もあるが、相関係数はさほど大きな値を示しておらず、今回の調査からでは、生活満足感に与えるパーソナリティの影響は小さいとみられる(図表20)。

図表 20 生活満足感等の相関関係