1.全品目

 今回調査した店舗は明石、伊丹、丹波ともに地域住民がよく利用する大型小売店舗を中心に調査を行い、調査品目については調査初日の明石地域で選定された商品銘柄と同一の商品、もしくは、同一銘柄の取り扱いがなければ、同等商品でサイズ・容量が等しいか近似しているものを選定して調査した。なお、夏物衣類等の季節もの商品については調査時点で取扱がないことや、男子高校生衣類は丹波地域では取扱商品がほとんどなかったこと等により、調査対象473品目中348品目(73.6%)の価格等の把握となった。
 その調査結果として、全品目を総合的に見た場合の各地域の特徴をみると、明石、伊丹は同系列の店舗であったことから、各調査品目は、ほぼ同価格のものが多い結果であったが、より購入しやすい商品や売れ筋・定番商品を下記の基準(図表60)で選定して調査したことから、若干、伊丹の店舗に低価格帯の品ぞろえが多くあった。そのため、明石の価格を基準(1.00)とした場合に若干低価格帯が多いことから、全品目では伊丹の価格指数は明石よりも低くなっている(0.92)(図表61)。
 また、丹波地域の調査店舗は明石、伊丹に比べてやや規模が小さいことや、地域の中高齢者を対象とした品ぞろえが多いため、若年世代のカジュアル衣類についての品ぞろえが少ないといったこともあり、そのせいか明石や伊丹と比べて女性用の「被服・履物」商品が低価格となっている。それ以外では地域間価格を比較した指数は0.81~1.11と明石地域の価格帯に近いものとなっている。

図表60 調査すべき品目の判断基準

図表61 地域別の店頭価格の指数値